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【空手道とは】
*空手道とは:(故、中山正敏先生の講習会記録から)
①勝敗を究極の目的とせず、練磨の汗の中から
人格完成を図ろうとするもの。
②身体を組織的に鍛錬し不時の敵を制する
護身術である。
③四肢五体のあらゆる動作に習熟する
身体運動である。
④目標を人体急所の寸前に仮定し、意志力により
制御された技を使い、目標に最大の衝撃力を爆発させて
技を競い合う格技である。
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【松濤館流とは】
稽古には
基本、型、組手と三部門連携してありますが、
そのうち基本の鍛錬を
一番大切なものと考え
多くの時間をそれに費やします。
過酷な基本稽古を通じて、
驚異的な足腰、
驚異的な体力、
動物的な反射神経、
無意識な技の解放、
ドライアウトのような鋭い感覚、
を習得することができます。
基本稽古を積み重ねることにより、
年齢に関係無く、
驚くようなスピードで、
驚くような強さで、
誰でも動けるようになります。
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【松濤館流の基本稽古】
長い年月を経て、
練り込まれたもので、
基本稽古の中身は、
松濤館流発祥時から、
変わっておりません。
これは、
法則性を意味しており、
基本稽古を継続すれば、
誰でも、
空手形態の肉体と精神に、
変容していくことを
意味しています。
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【松濤館流の形】
技術体系が対刃物、
対複数想定のため、
形にはその特徴が現れています。
一言で言えば、
跳び跳ねたり、
伏せて蹴るなど、
ダイナミックな形が多く、
極めと力強さを重視して、
受け技そのものも、
受け流すということより、
打撃のような当たり強さを、
秘めている流派になります。
【松濤館流の形の種類】
平安初段~5段(へいあん←ピンアン)
鉄騎初段~3段(てっき←ナイファンチ)
抜塞大、抜塞小(ばっさい)
観空大、観空小(かんくう←クーシャンクー)
十手(じって)
慈恩(じおん)
慈陰(じいん)
雲手(うんすー)
燕飛(えんぴ←ワンシュウ)
王冠(わんかん)
壮鎮(そーちん)
珍手(ちんて)
岩鶴(がんかく←チントー)
明鏡(めいきょう←ローハイ)
半月(はんげつ←セーシャン)
二十四歩(にじゅうしほ←ニーセーシ)
五十四歩大、五十四歩小(ごじゅうしほ←ウーセーシ)
(←カタカナ)は、
日本名に変更される前の対応する沖縄方言ということで
他流派ではそのままなことがあります。
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【車椅子空手のご案内】
車椅子は、
障害のある方ばかりでなく、
年配者や脚、腰の弱くなった
健常者も多く愛用されていますが、
車椅子生活で運動をしていない人も数多く見受けられます。
体力が弱いから、
或いは車椅子を常用しているからと、
運動に目を向けずにいると、
次第に衰弱して、医療に頼りきりになってしまいます。
日本空手松涛連盟では、
車椅子空手道によって、生活に自信を持ち、
精神的気魄と身体の健康、
さらに護身術も獲得できるようにと指導を設けています。
お問い合わせは下記のところまでお願いします。
日本空手松涛連盟
大阪府本部事務局
庄坪元伸
メール:m.syohtsubo@gmail.com
携帯:090-1024-9994
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【松濤館流の組手】
那覇手と言われる
船上の接近戦ではなく、
首里手という草原での
刃物ありでの格闘を
ルーツとしてます。
剣道のような遠い間合になります。
一撃で相手を
再起不能にする極めの強さを、
基本稽古を通じて極めていきます。
一本組手という、
防具をつけずに、
技をコントロールした、
独特の組手稽古も、
松濤館流の特徴です。
【松濤館流 精神】
礼節は当然として、
道場訓から始まり、
厳しい鍛練を通じて、
積極的な自己表現、
積極的な修練の心を、
養うことができます。
高齢の師範の多くは、
道場だけの練習だけではなく、
自主トレーニングとして、
スポーツジムで
ウエイトトレーニングするなど、
鍛練をしています。
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